アルマイト処理技術用語解説
2009.08.05
耐食性
この処理は耐熱性を重視した処理の為、耐日光堅牢度にも優れています。客先検査基準150℃---168時間をクリアしたブルー・ブラック染色アルマイトが可能です!処理条件の管理によって、レッド、ゴールドの染色にも有効です。
処理実績:半導体検査機用ヒートシンク等
潤滑性複合皮膜処理
この処理は処理後の潤滑性と皮膜耐久性をより向上した応用処理です。タフラム処理やテフロン塗装などよりはるかに安価な上、初期耐摩耗性はタフラム処理と同等以上な為、今後は各種ピストンなどの摺動面の用途の代替処理としてVA提案したい技術です。また、撥水性と対汚染性にも優れています。
種類:アルマイト/テフロン複合膜
処理実績:コンビニエンスストア向け缶ウォーマー用ヒートプレート等
無公害クリーン封孔
この処理は酢酸ニッケル等薬剤を使用しない圧力蒸気封孔処理です。塩水噴霧、アルカリ滴下試験や溶出試験にも高い耐食性を示し、また半導体製造装置では、他の化学物質との化合物生成を避けることが出来ます。
処理実績:半導体製造装置部品、食品容器等。
精密膜厚アルマイト処理
処理交差5μmを実現した処理膜厚管理を実現。前処理、専用治具、電解条件等の正確な管理と処理前後の地道な寸法測定データとの摺り合わせの繰り返しがポイントです。
処理実績:CPU(中央演算装置)部品等
カテゴリー:技術への取り組み